
クローンってどんなイメージを持たれますか?
全く同じ生物が2体、
もしくは大量に作り出される事を
イメージしてしまいませんか?
中国でサルのクローン化が成功したという
ニュースが入ってきました。
中国クローンサルとは何?
問題点や禁止の理由とメリットについて調べてみました。
中国クローンサルとは何?
サルの体細胞から、
遺伝的に同じ情報をもつ
クローン2匹を誕生させることに
中国科学院の研究チームが成功したそうです。
中国科学院は、中華人民共和国におけるハイテク総合研究と
自然科学の最高研究機関であり、国務院の直属事業単位である。設立は中華人民共和国設立からちょうど1カ月後の1949年11月1日である。
引用:wikipedoia
中国科学院が成功したという事は
中国がサルもしくは人のクローンに
前向きであるという事を示したものと
思われますね。
具体的には
カニクイザルの胎児の体細胞から遺伝情報が入った核を取り出し、
あらかじめ核を抜いた別のメスの未受精卵に移植し
成長を促す特殊な処理を施し
21匹の代理母の子宮に移したところ、
6匹が妊娠し、そのうち2匹が生まれたそうです。
2匹は生後8週間と6週間のメスで健康。
核を提供したサルと遺伝的に同じ
体細胞クローンが確認されたという。
中国クローンサルの問題点や禁止の理由
今回のサルのクローンで問題になっている点は
人間に近い霊長類のサルのクローンをつくってしまったら
次に人間のクローンもなし崩し的に作られてしまうのではないか?
ということだと考えます。
つまり・・・
現在は、クローン人間の作成については、
各国で禁止されている状況に
風穴が空いてしまうのではないかということでしょう。
そもそもクローン人間の作成の問題点は
・特定の特徴を持つ人を意図的に作り出すことは、
人間の品種改良につながる。
・生まれてくるクローン人間が
安全に成長することが保証できない。
等の理由でクローン人間の作成については
各国で禁止されているのです。
中国クローンサルのメリット
研究グループは、ヒトに近いサルのクローンを作ることで、
ネズミなどの動物を使った研究では解明できていない
病気の仕組みの研究や薬の開発に生かせるとしていて、
具体的には、アルツハイマー病やパーキンソン病などを
再現して治療につなげたいとしています。
難病を患っている方にとっては
朗報ではないでしょうか?
しかし、サルと人間の細胞はまた違うので
最終的には人間のクローンで実験
というプロセスをふまないかが心配ですね。
中国クローンサルのまとめ
今回の中国の研究結果の発表は
人のクローンの問題まで
波及しそうなインパクトを持っていると思います。
ここでしっかり議論をしなければ
サル⇒人へのクローンの流れは
一層加速してしまうのではないでしょうか?
人の生命の誕生に関する
・両性の関与
・偶然性の介在
という倫理的な問題を
どのようにクリアしていくのか?
この点をもう一度検討し直す必要がある
問題だと感じております。
ツイッターでも
↓科学の力と人間の英知が試される領域に入ってきたと感じますね。
「この技術によって、ヒトのクローンがほぼ実現できるとみてよい。研究者は実施すべきでないと分かっているはずだが、死亡した子の親がクローンでの復活を願うようになるなど、社会全体への影響があるかもしれない」と石井哲也北大教授(生命倫理)…ああ、それがあるな。https://t.co/Sud5n4VXP4
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2018年1月24日
↓“科学の暴走”ある意味その通りだともいえますね
科学者は暴走する。法規制を。全世界で。
倫理や社会的影響を考えていない。
体細胞クローンのサル誕生 – Y!ニュース https://t.co/73nDwN5thI— 斉藤一博 (@fns124) 2018年1月24日
↓魂という点はこれからの議論になるはずですね。
クローンには、どんな魂が宿るのか。私の魂は、何度生まれ変わってもクローン人間は選ばないだろうな。霊長類では初、体細胞クローンのサル誕生 中国のチーム:朝日新聞デジタル https://t.co/vs1fgbni2F #クローン #霊長類 #サル
— Bluesky (@harutona2) 2018年1月24日
等々の活発な意見がありますね。
最後まで読んでいたきありがとうございました。
スポンサーリンク
この記事へのコメントはありません。