
こんにちは、nbenです。
今回は大阪の公示地価最高額で“ミナミがキタを抜いた”という
話題から、その中心となるクリサス心斎橋についてまとめていきます。
これまでずっと大阪駅に近いビジネス街である大阪市北区(=キタ)が
最高価格を維持してきましたが、初めて大阪屈指の繁華街である
ミナミがそれを抜きました。
その中でも最も高いのが商業ビル「クリサス心斎橋」なのです。
今回はクリサス心斎橋の情報はもちろん、
これまで1位だったグランフロント大阪との比較まで
色々な情報を調べてまとめてみました!
クリサス心斎橋とは?場所はどこ?
大阪に住んでいる方以外にはあまり馴染みがないと思いますので
まずはクリサス心斎橋についてまとめていきましょう。
心斎橋は、大阪府大阪市中央区心斎橋筋周辺の繁華街で
現在は商店街などを中心に海外からの観光客で賑わっています。
その中心ともなるのが道頓堀の戎橋(えびすばし)に面した
商業施設「クリサス(CROESUS)心斎橋」です。
2010年に「Luz心斎橋」として誕生し、後に改名。
場所は
〒542-0084 大阪府大阪市中央区宗右衛門町7-2
です。
シンガポール上場の不動産投資信託(REIT)、
クリサス・リテール・トラスト(CRT)が所有し
丸紅リアルエステートマネジメントが管理しているクリサス心斎橋は
ミナミの中心に誕生した新しいランドマークの1つとして人気を博し、
アパレルブランド、レストランなどが揃った商業施設です。
関西初出店の「H&M」や24時間営業の飲食店「中国茶房8」
高級神戸牛食べ放題の「しゃぶしゃぶ但馬屋DX」など
敷地面積約500平方メートル、地上7階+地下1階建て、
延床面積約2,500平方メートルとなっています。
決して大きなショッピングモールというわけではなく
Wikiのページや公式サイトなどもありませんが、
訪日客を中心に人気の施設の1つなんですね。
クリサス心斎橋の公示地価は?
そんなクリサス心斎橋が大阪府の最高額となりました。
国土交通省が2018年1月1日時点のデータを公開しましたが、
それによれば関西圏全体で各地の観光地の
大きな地下上昇が見られました。
国内からではなく海外からの訪日客が集まったのが原因で、
特に京都府は全国の商業地の中で上昇率トップの6.5%!
公示地価は観光客の増加では上下しませんが、
外国人観光客の増加などによると
外国人向けにビジネスを行う
店舗やオフィス需要の高まりが大きくなります。
この需要の高まりが
公示地価に大きく影響します。
大阪観光局が2018年1月17日に
2017年の来阪外国人観光客が1111万人だったと
発表したことも記憶に新しいですね。
過去最多を更新し、初めて1000万人を突破した大阪。
大阪の観光地や食事に魅力を感じて
訪れた旅行者が多い分析しています。
また観光客の国別の数値としては
中国人が402万人、韓国人241万人
台湾人140万人と
アジア圏から
観光地と食事に魅力を感じて
大阪に来ているのですから
中国、韓国、台湾等を
お客さんとするビジネスの
需要が高まる事は必然ですね。
リサス心斎橋の公示地価が
大きく上昇した要因も
この観光客向けの店舗等が
大きく影響していますね。
大阪も4.9%上昇しており
その中で最も高くなったのがクリサス心斎橋の
1平方メートルあたり1580万円!
大阪府内で北区以外の地点が最高価格になるのは
昭和45年の調査開始以来はじめてのことらしく、
特に地元では大きな話題になっています。
また、全国で見ても商業地上昇率の1位~5位までを
大阪市が独占している状態で
中には2年で倍になった店舗も!
一時期より爆買いは減ったらしいですが、
外国人観光客自体の数は増加しており
まだまだ増加の傾向は止まらないようです。
クリサス心斎橋とグランフロント大阪の違いは?
さて、今回初めて公示地価最高額となったクリサス心斎橋ですが
それまで最高価格地点だったのは
大阪市北区にある「グランフロント大阪」でした。
グランフロント大阪もクリサス心斎橋と同じ商業施設ですが、
こちらはかなり大型のショッピングモールです。
住所は〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町4ー1
北館と南館に別れ、
いずれも地上9階建て+地下1階建てに加え広場もあります。
ファッションやインテリアの店、レストランから
コンビニ・エステ・眼科やヘアサロンなど
非常に多くのショップが軒を連ねています。
規模で言えばグランフロント大阪の方がかなり大きいですね。
イベントも多く行われていますし、
充実した公式サイトやYouTubeチャンネルなどもあるなど
かなり力が入っています。
グランフロント大阪は平成25年から昨年までずっと
トップを獲っており、その価格は1平方メートルあたり1500万円。
しかし2017年の時点では1位であったものの
グランフロント大阪の上昇率は18.6%に対し
クリサス心斎橋が35.1%と伸びの大きさが全然違いますので
いつかは追い抜かれる可能性が高かったでしょう。
キタの商業施設は確かに大きく人気も高いですが
ここ2~3年でミナミの店舗が猛追をかけており
心斎橋付近は訪日客で日夜ごった返しています。
それを受けて中心部のビルには海外の投資家も注目しており
クリサス心斎橋のように外資系ファンドが取得して
有名ブランドのテナント誘致などで価格を上げてから
売却すると言う例が増えているようです。
今後どうなるかは分かりませんが、
2020年のオリンピックと2025年に招致を予定している大阪万博も
控えていますから
まだまだ大阪府全体の地価が上がっていくことは
間違いないでしょうね。
クリサス心斎橋のまとめ
クリサス心斎橋とグランフロント大阪の違いも含めて
まとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
これまでトップだったキタを抜き
公示地価最高額になったミナミとクリサス心斎橋。
これでもまだ不動産投資額が小さく
伸びしろがあると考える人も多いようですので
さらなる成長が期待できますね!
大阪のミナミクのリサス心斎橋
キタのグランフロント大阪
両エリアの象徴として
大阪の魅力を更に向上させて欲しいですね。
では、ここまでお読みいただき
ありがとうございました。
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